こんにちは、釣りDAYSのシュンです。
エギングをしていると、
「みんな釣れているのに、自分だけ釣れない…」
「エギングの誘いのパターンのレパートリーが少ない。」
なんてことがあると思います。エギングを始めたばかりの頃の僕もテクニックが無く、釣果が伸び悩んでいました。
そこで今回は、僕なりの「エギングが上達するテクニック」をご紹介したいと思います。
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【エギング】上達したいならテクニックを学ぶべき!
結論から言うと、エギングで上達して釣果をあげたいなら、テクニックを学ぶべきです。
正直、「趣味なんだし、わざわざテクニックなんて…」と思う人も多いと思います。でも、本気で釣りたいなら、テクニックは必要です。
その理由は、アオリイカは目が非常に発達していて、テクニックなしのエギはすぐに見切ってしまうからです。だから、釣り場に行っても「あの人、めっちゃ釣ってるのに自分だけ釣れなかった…」ということがありうるのです。
なので、繰り返しになりますが、
エギングで釣果をあげたい人は、テクニック力を上げましょう!
基本のエギングテクニックをおさらい
まずは、基本となるテクニックをおさらいしましょう。中級者・上級者の方はには、このセクションは必要ないので飛ばしてください。
最初に知っておくべき《エギング基本アクション》
- シャクリ(1段~3段)
- フリーフォール
- カーブフォール
- テンションフォール
これらのアクションは、エギングの中でも基本中の基本です。
エギングでは、エギをキャストして、シャクってはフォール、シャクってはフォールという動作の連続です。その中でシャクリ方を変えてみたり、フォールの仕方を変えてみることで、アオリイカを釣ることができます。
《エギング基本アクション》についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を先にご覧ください。
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【本題】エギング上達するために必要なテクニック
それでは、本題に入りましょう。エギングの上達に必要なテクニックを解説していきます。
エギングのテクニックは、無限にあると言っても過言ではありません。人それぞれで釣り方は違いますし、有名エギンガーが毎年のように新しいテクニックを考案しています。
そんな中でも、今回は「エギング初級者から中級者」の方に向けて、テクニックに絞ってご紹介したいと思います。『釣れてた』ではなく、しっかりと『誘って釣る』ということに重点をおいて解説していきます。これらのテクニックが使えるようになれば、釣果はおのずと付いてきます!
その①:シェイキング&ストップ
エギングでスキルアップするために、まず習得すべきは「シェイキング&ストップ」です。
どういったアクション?
ロッドのティップを細かく揺らし、エギをその場でシェイク(揺らす)させるアクションです。ラインスラックが出たままでは、ティップの小刻みな動きがエギまで伝わりません。シェイクするときは、軽くラインテンションを張りましょう。
使えるシチュエーション
アオリイカは寄って来ているのに「あと一歩のところで抱かない」時などは、シェイキング&ステイの出番です!秋のサイトフィッシングでよく見かける光景です。そんな時には、シェイクをして、その直後にピタッとエギを止めて誘ってやるのがオススメです。いままで一定の距離を置いていたアオリイカが、一気に抱いてくることがあります。
その②:ジャーク
次にご紹介するのが「ジャーク」です。こちらもルアーフィッシングでは定番のアクションです。
どういったアクション?
ジャークとは、ロッドを小刻みに上下し、エギを左右にダートさせながら引いてくるアクションのことを言います。通常のシャクリとは違い、ジャークの場合は、シャクリの幅は小さく5〜10回程度ダートさせます。そのため、移動距離が長いのが特徴です。
使えるシチュエーション
ジャークは、デイエギングなどで高活性なイカに、瞬発的にエギを抱かせたい時に有効的です。日中はしっかりエギを見せるというよりも、むしろアクションで瞬発的に抱かせる場合がほとんどです。通常のシャクリで乗ってこない時は、ジャークを試してみましょう。
その③:スラックジャーク
続いては「スラックジャーク」です。このアクションは、TVなどでおなじみの重見典宏(しげみ・のりひろ)さんが使っているテクニックとしても有名です。
どういったアクション?
エギングでは、アタリをとるためにラインスラック(糸フケ)を巻き取るのが基本ですが、スラックジャークでは、ラインスラックを出したままエギをシャクリます。そうすることで、エギはあまり移動せずにその場で跳ね上がります。エギがアングラーに近いてくる距離が短いので、1キャストでより多くのアクションが可能になります。
使えるシチュエーション
春の大型アオリイカ狙いのエギングをはじめ、アオリイカの活性が低く、エギをしっかりと見せたい時に便利なテクニックです。シャローエリアなどでしゃくってばかりで、エギがすぐに足元に来てしまう状況でも、スラックジャークを使うといいでしょう。エギの移動距離が短く、シャローでもよりじっくりとアピールすることができます。また、この後にご紹介する「ドリフトエギング」でもこのスラックジャークは大活躍します!
プロエギンガーの重見典宏さんが、スラックジャークについて動画で解説しています。
《重見典宏さんの解説》
その④:ドリフト
続いて習得すべきテクニックは「ドリフト」エギングです。こちらも重見典宏さんがよく使っておられるテクニックで、ご存知の方も多いと思います。エギング中級者さんはマスター必須です!
どういったアクション?
その名のとおり、潮の流れに流してドリフト(漂流)させながらするエギングのことです。潮の流れに流すので、より遠くのポイントを打つことができます。仮にキャストで50mしか届かなくても、そこから潮に流すことで、80mや100m地点までエギを届かせることができます。
使えるシチュエーション
潮通しが良い沖磯や岬などで使えるテクニックです。午後からのポイントインなど、先に他のアングラーが近場を打ってしまった時などは、ドリフトエギングで、竿抜けポイントを狙ってみるのもいいでしょう。もともとアオリイカは、潮目を流れているベイトを狙って、潮目の付近にいることが多い生き物です。ドリフトエギングをすることで、そういった個体を狙いたい時は、ぜひやってみてください。
その⑤:ティップラン
こちらも中級者なら絶対に出来るようになっておきたいテクニック「ティップラン」です。ティップランエギングが出来るようになれば、潮の流れが早いポイントでも、攻略しやすくなります!
どういったアクション?
ティップランエギングとは、潮の流れを利用してラインテンションを保ち、繊細なティップ(穂先)のロッドでアタリをとるエギングのことです。ティップランには、船からするボートティップランとショアからのショアティップランがあります。どちらも「潮に流して、ティップでアタリをとる」という基本的な考え方は同じです。ロッドは、穂先が繊細に作られているソリッドティップのものを使うのが一般的です。
使えるシチュエーション
基本的には、潮の流れがある場合に使います。ただし、船からの場合は潮の流れが弱くても、ボートを流すことでラインテンションをキープできます。ショアからの場合でも、ロッドをゆっくりと引きながらラインテンションを保てば、ティップランエギングは成立します。そちらの場合も、ソリッドティップロッドを使うのが望ましいです。
その⑥:ボトムズル引き
続いてご紹介するのが「ボトムズル引き」です。このテクニックはあまり使うことがありませんが、時として大きな成果をもたらしてくれることもあるので、引き出しの1つとして知っておいて損はないでしょう。
どういったアクション?
その名のとおり、ボトムをズルズルと引いてくるアクションです。ゆっくりとリールを巻きながら、ロッドで海底の地形を感じてエギを引いて来ます。「2〜3m引いて止める→2〜3m引いて止める」というアクションを繰り返しましょう。そうすれば、エギを止めた瞬間と動きはじめた瞬間に、高確率で抱いて来ます。コウイカを専門的に狙いたい方は、結構よく使うので習得必須です!(シンカーを付けるのがオススメ)
使えるシチュエーション
根掛かりが少ない砂地のポイントがいいでしょう。その中にあるシモリや海藻付近を引いてくると、イカが抱いて来ます。テトラ帯や岩礁帯のポイントではあまり向かないです。どんなシャクリでも全く乗ってこない時の奥の手として、使ってみる価値はあります。
その⑦:ボトムステイ
最後にご紹介するのが「ボトムステイ」です。こちらは定番のテクニックで、アオリイカの活性が低い時はよく使います。
どういったアクション?
アクションというよりも、シャクった後にエギをボトムに留めておくだけのテクニックです。コツとしては、ステイ中にエギがフラフラしないように、時々ラインを引っ張るり、エギの姿勢を保つことです。ステイ時間は人それぞれですが、長い人で5分以上もボトムステイさせるアングラーもいます。
使えるシチュエーション
イカの警戒心が強く、なかなかエギを抱いてこない時がオススメです。どちらかというと、秋よりも春のエギングでよく使います。エギを観察させながら誘うことで、イカの警戒心を解き、エギを抱かせることができます。その間にエギの姿勢が崩れてしまえば、すぐに見切られてしまうので、十分に集中することが必要です。また、ボトムズル引きと同じく、コウイカ狙いの時(シンカーを付けるとGOOD!)にも使えるテクニックです。
テクニックを使い分けてエギング上達を目指そう!
いかがだったでしょうか?
今回の記事では、「エギングで上達したければ、テクニックを学ぶべき」というテーマでお話ししました。
秋シーズン初期なら、テクニックなしでも多少はアオリイカを釣れます。しかし、シーズン終盤や春エギングで釣果をあげようと思うと、テクニックは必須です。今回ご紹介したテクニック・アクション以外にも、エギングには様々なテクニックがあります。ご自身でいろいろ探ってみてください。中級者や上級者になってくれば、自分なりに新しい釣り方を発見できるのもエギングの面白さかもしれません。
それでは、良いエギングライフを!
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釣りをこよなく愛する釣り歴20年以上の男子。365日釣りのことばっかり考えています。海が大好きで、趣味は釣りの他にスキューバダイビングやフリーダイビングです。普段は日本とアメリカを行き来していて、機会がある度にどこでも釣りをしています!