海で魚を釣って食べようとする時に心配なのがアニサキス。「せっかく釣ったのにアニサキスがいたらどうしよう…」と不安になりますよね。
そこで今回は、釣りの人気ターゲット「ヒラメ」にアニサキスはいるのか、いた場合どのように対処すればいいのか、について解説していきます。ヒラメ釣りをされる方は、ぜひ最後まで見ていってください!
それでは本編に行きましょう。
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ヒラメにアニサキスはいるのか?
結論から言うと、ヒラメにアニサキスはいます。しかも、魚の中でもヒラメはアニサキスがよくいる魚の一つで、農林水産省のホームページにも注意書きが書かれているほどです。そのため、生の刺身などで食べる際は、アニサキスを食べないように注意が必要です。
ヒラメの釣り方について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
▶︎【ショアジギング】マゴチ・ヒラメの釣り方を解説します!初心者必見のオススメタックルも紹介!
寄生虫『アニサキス』とは?
そもそもアニサキスがどういったものなのか分からない方もいると思います。
アニサキスは、魚などの魚介類に寄生する寄生虫(線虫)の一種です。幼虫である時期は甲殻類や魚類に寄生して、最終的ににはイルカやクジラなどの腸内に潜り卵を産みます。主にサバ、ヒラメ、アジ、イカ、サケなどの魚介類・海産物に寄生しています。これを生きたまま食べてしまうと、食中毒(アニサキス症)を引き起こし、激しい腹痛や嘔吐などの症状に見舞われます。
アニサキスは身体の中で2〜3日生きる!?
アニサキスは生きたまま人の身体の中に入ると、おおよそ2〜3日間は生き続け、その間激痛に耐えることになります。
アニサキス症を引き起こす原因
アニサキスは、魚(イカなども含む)が死ぬと、1時間ほどで寄生していた内臓から身(筋肉)に移動してきます。その身を食べると、アニサキスも生きたまま人間の胃の中に入ってしまいます。アニサキスは胃の中に入ると、胃壁や腸壁に侵入して激痛を引き起こします。これがアニサキス症です。
それでも、やっぱり釣ったヒラメを美味しく食べたい!と言う方も多いでしょう。そこで次の章では、ヒラメを食べてアニサキス症にならないための注意点をご紹介します!
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ヒラメでアニサキス症にならないための注意点
アニサキスを死滅させて、食中毒(アニサキス症)にならないためのポイントは4つです。
内臓をとる
ヒラメが生きている間アニサキスは内臓にいるので、釣り上げてすぐに内臓を取り除けば、アニサキスが身に移る確率はかなり下げられます!血抜きをするタイミングで一緒に内臓も取っておきましょう。しかし、内臓を取るだけでは完璧ではないので、以下の方法も試しましょう。
火を通す
アニサキスは中心温度60度以上のお湯で1分以上加熱すると死滅します。そのため、内臓を取り除いてもアニサキス症が心配な方は、加熱することをおすすめします。
冷凍する
「ヒラメは刺身で食べたい!」と言う方は、冷凍するのもおすすめです。アニサキスはマイナス20度で24時間以上冷凍すれば死滅します。ただし、ほとんどの家庭用冷凍庫はマイナス20度まで下げられないので、ご自身の冷凍庫が何度まで下げられるのかは確認しておきましょう。
身を薄く切る&目視で確認!
「刺身で食べたいけど、マイナス20度まで下がる冷凍庫がない…」と言う方は、身を薄く切って目視で確認しましょう。細かく切れば、アニサキスも死んでしまいます。そのため、身を薄く切るのもひとつの方法です。また、大前提として目視でアニサキスがいないか確認することも忘れないようにしましょう!
そうはいっても、誤ってアニサキスを食べてしまった時はどうすればいいのでしょうか?次の章では、ヒラメにいるアニサキスを食べてしまったときの対処法について解説します。
ヒラメにいるアニサキスを食べてしまったら正露丸を飲んで病院に行こう!
アニサキスによる腹痛の自然治癒は望めません。病院に行って内視鏡などで摘出してもらうのが一般的です。ただし、病院に行くまでに試すとしたら正露丸を飲むといいでしょう。アニサキスに対処する特許を取っています。持っていない方は常備薬として購入しておきましょう!
ヒラメを刺身で食べるときはアニサキスに気をつけよう!
いかがだったでしょうか?
今回は、ヒラメとアニサキスの関係について解説しました。
釣って楽しい、食べて美味しいヒラメですが、アニサキスも一緒に食べると思わぬ激痛に悩まされることになります。そうならないためにも、釣り上げたら素早く内臓を取り除いて、加熱、冷凍、細かく切るなどの方法で安全に食べましょう!
それでは、良い釣りDAYSを!
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釣りをこよなく愛する釣り歴20年以上の男子。365日釣りのことばっかり考えています。海が大好きで、趣味は釣りの他にスキューバダイビングやフリーダイビングです。普段は日本とアメリカを行き来していて、機会がある度にどこでも釣りをしています!