魚料理は美味しいものの、アニサキスのリスクも潜んでいます。「アニサキスを食べてしまったらどうしたらいいの?」「加熱後に食べても大丈夫…?」そう思う方も多いはず。
そこで、今回はアニサキスを食べてしまったら行う対処法と予防方法について詳しく解説していきます。安全に魚料理を楽しむための秘訣、ぜひチェックしてくださいね!
★アニサキス対策に便利なブラックライト★
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アニサキスとは
アニサキスは、主に海水魚の腸や胃に寄生する小さな線虫です。成熟すると数センチメートルの長さになりますが、食材としての魚には人の目には明らかには見えないことが多いです。感染すると、人の胃や腸に取り付くことがあり、アニサキス症という寄生虫症を引き起こすことが知られています。この病気は激しい腹痛や吐き気を引き起こすことが多いです。アニサキスは日本をはじめ、世界中の海域に分布しているため、魚を食べる際の注意が求められます。
アニサキス症の主な感染経路となる食材
アニサキスの主な感染経路は、感染した魚やイカを生または加熱不足の状態で食べた時です。特に、寿司や刺身として提供される魚にはリスクがあるとされています。まぐろ、さば、いわし、あんこうなどの魚や、イカ、タコなどの軟体動物も感染源となる可能性があります。ただし、適切に冷凍や加熱調理を行えばアニサキスは死滅します。したがって、生魚や軟体動物を食べる際は、感染リスクを低減するための対策が必要です。
アニサキスを食べてしまった時の主な症状
アニサキスを食べてしまった場合、その虫が消化器官に寄生することでアニサキス症を引き起こすことがあります。主な症状としては、急性の腹痛、下痢、吐き気、そして嘔吐が挙げられます。痛みはしばしば激しく、患者は苦しむことが多いです。場合によっては、アレルギー症状として発疹やかゆみ、時にはアナフィラキシーといった重篤な反応を引き起こすこともあります。
症状が出現するまでの一般的な時間帯
アニサキスを食べた後、症状が現れるまでの時間は人によって異なりますが、一般的には摂取後数時間から1日以内に症状が出現することが多いです。しかし、アニサキスが腸に達する場合、症状の出現は摂取後1日以上経過してからとなることもあります。感染が疑われる場合、早めに医療機関を受診することが推奨されます。
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アニサキスを食べてしまったらする応急対処法!
アニサキスを食べてしまったら、以下の対処法を参考に対応しましょう!
感染症状が現れたらすぐに病院へ行く!
アニサキス症の症状は急性の腹痛や吐き気などが挙げられ、これらが現れた場合、即時の医療対応が必要です。初期の段階での適切な治療が症状の進行を防ぎ、合併症のリスクを低減させるため、感染の疑いがある際はすぐに病院を受診することが強く推奨されます。また、診断を正確に行い、適切な治療法を選択するための情報提供が必要となるため、最近食べた魚や食事内容を医師に伝えることも大切です。
使用できる一時的な痛み緩和方法(ただし、医師の診断を優先)
急性の腹痛や不快感が生じた場合、以下の方法で一時的に痛みを緩和することができます。
- 温かい湯たんぽやヒートパックをお腹に当てる。
- 安静にし、横になってリラックスする。
- 適量の水分摂取で脱水症状を防ぐ。
- 正露丸を飲む。
正露丸はアニサキスに対する特許を取っているので、一時的な応急対処法として使用できます。ただし、これらは一時的な対処法に過ぎないため、症状が続く場合や悪化する場合は速やかに医師の診断を受けることが必要です。
加熱後にアニサキスを食べてしまったが大丈夫?
アニサキスは適切な温度で加熱することにより死滅します。したがって、しっかりと加熱調理された魚料理を食べる場合、アニサキスによる感染の心配は非常に少ないです。一般的に、魚を70℃以上で1分以上加熱することで、アニサキスは死滅するとされています。適切な加熱調理を行えば、美味しい魚料理を安心して楽しむことができるので、調理方法に注意を払うことが大切です。
逆にいうと、適切に調理されていない場合はアニサキス症の感染リスクがあるので、病院に行った方が無難でしょう。
アニサキス症の予防方法
次にアニサキス症を予防するための方法について解説していきます。
予め魚を適切な温度で十分な時間『冷凍』『加熱』すること!
アニサキスを死滅させる確実な方法は『冷凍』と『加熱』です。魚を-20℃以下で24時間以上冷凍することでアニサキスは死滅します。一方、加熱調理の場合、魚を70℃以上で1分以上加熱すれば、アニサキスは死滅するとされています。これらの方法を実践することで、アニサキス症の感染リスクを大幅に低減させることができます。
調理する前に専用ブラックライトでアニサキスを目視で取り除く!
アニサキスは専用のブラックライトを使用すると線虫が光る性質があり、目視で確認しやすくなります。生魚を調理する前に、ブラックライトを照らしてアニサキスを探し、発見した場合はピンセットなどで取り除くことが推奨されます。この方法を取り入れることで、生で食べる魚料理をより安全に楽しむことができるので、持っていない方は常備しておきましょう!
▼常備必須のアニサキスブラックライト
アニサキスを食べてしまったらお医者さんを受診!次回のためにブラックライトも常備しておく!
アニサキスを食べたリスクがある際は、即座に医師の診断を受けることが最も重要です。急性の腹痛や吐き気などの症状が現れた場合、早期の対応が必要となります。
そして、健康と安全を守るために、次回からは魚を調理する前に専用のブラックライトを用いてアニサキスのチェックを行うことを強く推奨します。ブラックライトでアニサキスを照らすと、その存在を目視で確認しやすくなります。安全な魚料理の楽しみ方の一環として、ブラックライトを家庭のキッチンに常備しましょう!
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釣りをこよなく愛する釣り歴20年以上の男子。365日釣りのことばっかり考えています。海が大好きで、趣味は釣りの他にスキューバダイビングやフリーダイビングです。普段は日本とアメリカを行き来していて、機会がある度にどこでも釣りをしています!