エギングをやっていると、「イカは居るのに抱かない」という状況になった事がある方も多いと思います。
それは「ダートが上手に出来ていないから」かも知れません。
今回の記事では「秋イカが釣れない」という人向けに、ダートが秋エギングに効果的な理由とダートのコツについて解説していきます。
※この記事は初級者〜中級者向けの内容になるので、エギング上級者の方は、飛ばし飛ばし読んでくださいね。
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秋エギングでは『ダートアクション』が釣れる!
結論として、エギングにおいてダートアクションはとても重要です。
多くのエギメーカーが、アオリイカに効果的なダート方法を研究するほどで、特に秋イカは、ダートができれば釣れると言っても過言ではありません。そもそも秋のエギングは新子のシーズンで、簡単にアオリイカを釣ることができます。しかしダートのアクションを使うことができれば、さらに釣果は伸ばせるでしょう!
早速、ダートアクションが秋エギングで有効な理由をみていきましょう。
※その前に、ダートアクションがわからない方は、意味をおさらい↓
▶︎ダートの意味【どんなアクション?】
ダートとは、エギを左右に動かすアクションのことです。ロッドを上下にシャクると、エギが左右にダートします。
ダートエギングでアオリイカが釣れる理由
秋エギングでダートアクションが効果的な理由は大きく3つあります。
- 秋イカは高活性だから
- 秋イカは『シャローエリア』に居るから
- 広範囲を探れるから
それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
理由①:秋イカは高活性だから。
1つ目の理由として、秋のアオリイカは高活性な個体が多いことが挙げられます。高活性ということは、いろいろなものに対して好奇心旺盛です。そのため、ダートアクションにも高い確率で反応してきます。
この反応は必ずしも『捕食』ということではなく、『興味を持ったから触る』場合もあり得ます。
アオリイカには人間のような手がないため、何かに触れる時は『触腕』を使います。ダートアクションは、こういった高活性のイカたちの好奇心スイッチを入れて、掛けていくことができるアクションなのです!
理由③:秋イカは『シャローエリア』に居るから
理由の2つ目は、ダートアクションはシャローエリアを攻めやすいことが挙げられます。
秋イカはまだ小さいものも多く、シャロー(浅い)エリアに集まっていることがあります。そのため、いかにしてシャローを攻略できるかが、釣果を伸ばすポイントになってきます。
ダートアクションを使えば、上下の動きはもちろんですが、シャクリ方によっては左右の動きで攻めることが可能です。この点は、秋エギングにおいてとても有利になります。
理由③:広範囲を探れるから。
最後に、ダートアクションでは広範囲のイカにアピールすることができます。
秋のシーズンはランガンスタイルが基本です。やる気のあるイカを求めてテンポよく探り歩いていくことが多いでしょう。
数投でそのポイントを見切る必要がある秋エギングでは、大きなダートを使うことで、そのポイントに高活性なアオリイカが居るかどうか即座に判断することができます。テンポよくランガンできれば、高活性のアオリイカに出会える確率も上がり、釣果も伸びていきます!
実際どのくらい釣れるのか?
こちらがダートエギングの効果を表した実例です。
メジャークラフトでフィールドモニターをやられている一条さんのTwitterです。
餌木蔵 ゴールドグリーンを使ったダートアクションで、しっかり釣られているのがわかります。
このように、ダートアクションをしっかり使えるようになれば、エギングの釣果は格段に上げやすくなります。
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実際にダートエギングをするコツ【簡単マスター】
ここからは、実際のエギングで振れ幅の大きいダートアクションをするコツを解説していきます。
エギをダートさせるのは、とても簡単です。
もともとエギはダートするように作られているものがほとんどなので、普段どおりエギをしゃくればいいのですが、よりエギをダートさせるにはちょっとしたコツがあります。
そのコツとは「ラインを少しだけたるませること」です。
初心者の人にありがちなのが、シャクリの時にエギを引っ張りすぎてしまうパターンです。ラインを引っ張ってしまうと、エギが左右に動く余裕が無くなってしまいます。エギが左右にダートさせるためには、瞬間的なシャクリの後に少しラインのテンションを抜くのがベストです。そうすることで、エギを跳ねさせるようにダートさせることができます!
加えて、シャローエリアを狙うのであれば、ロッドは立てずに寝かせてシャクるといいでしょう。エギが水面から出にくく、ダートの幅も効かせられます。この動画の7:21で川上さんがやっているようなシャクリがとても参考になります。
ここまで読まれた方の中には、「ダートばかりだと、アオリイカを刺激しすぎるのでは…」と思う方もいると思います。
しかし問題ありません。
ダートの量を調節すれば、低活性のアオリイカにも対応できます。例えば、水潮などでアオリイカの活性が下がっていると思うなら、1回のキャストでするダートの量を減らしてみましょう。
通常:3〜4段シャクリ
↓
低活性:1〜2段シャクリ
そうすれば、激しくアピールし過ぎることなく、エギを抱かせることができます。
秋イカは高活性なので、ダートが効果的!
低活性の時は、ダートの量を調節して対応すれば問題なし。
ダートがマスターできればアオリイカは釣れる!
いかがだったでしょうか?
今回は「ダートが秋エギングに効果的な理由とダートのコツ」について解説してきました。
繰り返しになりますが、秋エギングにおいてダートアクションはとても有効で、マスター必須のアクションです。
ただ単にロッドをシャクるだけでも少しはダートしますが、より幅広いダートをさせるのであれば、『瞬間的』で、『引っ張りすぎない』シャクリを心がけてみましょう。そうすれば、初心者の方でも釣果を伸ばせるでしょう!
それでは、よいエギングライフを!
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釣りをこよなく愛する釣り歴20年以上の男子。365日釣りのことばっかり考えています。海が大好きで、趣味は釣りの他にスキューバダイビングやフリーダイビングです。普段は日本とアメリカを行き来していて、機会がある度にどこでも釣りをしています!