今ではアオリイカ釣りの定番となったエギング。簡単に始められるとあって、初心者からベテランまでたくさんの釣り人が楽しんでいます。今回はこれからエギングを始めたいという方のために、基本となる4つの手順をご紹介します。これを読めば、アオリイカを釣るための基本手順のすべてが分かります!
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アオリイカを釣るなら人気のエギング!
まずは、エギングについておさらいしましょう。エギングとは、日本古来のエギ(餌木)と呼ばれるルアーを使ってアオリイカやコウイカなどのターゲットを釣る方法です。エギはもともと木でできていましたが、最近ではプラスチック製のものが主流となっています。ロッド・リール・ライン・エギというシンプルなタックルで、海のルアー釣りの中でも大人気の釣りです。
アオリイカが釣れる季節
アオリイカはのメインシーズンは春と秋です。春はアオリイカの産卵期で、海岸沿いの海藻帯に接岸してきます。大型ものが多く、警戒心が強いので、どちらかといえばエギング経験者向けの季節です。
秋は子どもの個体が多く、数釣りの季節です。生まれて数ヶ月のアオリイカが多く、警戒心が薄いのもが特徴です。そのため初心者でも釣りやすく、入門に最適の季節と言われています。
アオリイカの釣り方3つの手順!
それでは、エギングの基本手順について解説していきます。これからエギングを始めたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。基本手順は4つです!
エギングの基本4手順
- キャスティング
- 誘う
- 乗せる
- ランディング
これらをマスターできれば、誰でも簡単にアオリイカを釣ることができます。それぞれの手順で、釣り方のポイントを押さえることが重要です。一緒に見ていきましょう!
【手順1】キャスティング
まずは、キャスティングについて解説していきます。キャスティングするときは、垂らし(ロッドの先から出ているラインの部分)を30cm〜1m程取りります。ラインに指を引っ掛けて、リールのベールをあげます。そして、背後に誰もいないのを確認して、振りかぶって投げます。キャスティングはエギングの最初の部分で、アオリイカを釣るためにはマスターしておきましょう。
キャスティングのポイント:まずは手前から!
エギングにおいて鉄則なのが、「手前から釣っていく」ことです。最初から遠くのイカを掛けてしまうと、墨を吐かれる可能性があります。イカが墨を吐くと、周りにいる他のイカも警戒してしまい、そのあと釣れなくなりがちです。
釣り場に入ったら、まずは足元1m〜5mの範囲からキャストするのがおすすめです。手前にエギを落とすときは、下からキャストでOKです。その後、徐々に遠投していきましょう。そうすることで、アオリイカに警戒心を与えにくくなります。
YAMASHITAのYouTubeチャンネルに分かりやすい動画がありました!
【手順2】誘う
次に誘いです。誘いはエギング手順の中でも最も重要なところです。
一般に誘いに使うアクション(動作)をシャクリと言います。シャクリのアクションをするためには、リールを巻きながらロッドを自分の前で上下します。そうすることで、エギが左右上下に跳ね、弱った小魚のような動きをします。シャクリの種類には様々あり、いろいろ試してみるのがいいでしょう。
シャクリの種類
シャクリで使う動きは基本的に2つです。
①ロッドを上げる
②ロッドを下ろしながらリールを巻く
これらの動きを組み合わせてシャクリを作っていきます。
一段シャクリ
①→②→①→②→①→② の繰り返し
二段シャクリ
①→①→②→①→①→②→①→①→② の繰り返し
三段シャクリ
①→①→①→②→①→①→①→②→①→①→①→② の繰り返し
まずはこの3パターンを覚えれば十分です!エギングに慣れてきてさらにスキルアップしたい方は、他のパターンも覚えていくといいでしょう。
【手順3】乗せる
続いて、アオリイカを乗せるステップです。アオリイカにエギを抱かせることを、エギングでは「乗せる」と言います。エギをシャクった後に、エギを沈めます。このことを「ファール」と言い、アオリイカはこの時にエギを抱いてきます。そのためエギングにおいては、このフォールの時間を作ることが大切になります。
フォールには3種類ある!
エギングで使うフォールの種類は3つあります。フリーフォール、テンションフォール、シェイキングです。それぞれのフォールの仕方にメリットがあり、状況に応じて使い分けることが重要です。
そして、エギをフォールさせてアオリイカが食ってきたら、フッキング(ロッドをクイッと引いて鈎をかけること)しましょう。
【手順4】ランディング
イカが掛かったらランディングです。ランディングとは、釣ったイカを陸に上げることを言います。秋の小型サイズであれば、ロッドのまま上げても問題ありませんが、春の大型になるとロッドが折れてしまう可能性があります。ランディングにはギャフやタモを使うのがいいでしょう。
ロッドであげる時は90°の角度!
ロッドのみで上げることを「抜き上げる」と言いますが、その時はロッドとラインの角度が90°になるようにしましょう。そうすることで、負荷をラインとロッドの両方に分散できるので、ロッドの破損やラインが切れる可能性が低くなります。
おすすめのランディンググッズ
【おまけ】締める
せっかく釣ったイカは、美味しく持ち帰りたいですよね?最後におまけとして、イカの締め方について解説します。
イカは目と目の間をイカ締めピックで締める!
イカを閉める時は、目と目の間を刺して締めます。そうすると、イカの全体が透明になり、それが締まった証拠です。イカを締める時に便利なのが、イカ締めピックです。イカ締めピックを使うと、誰でも簡単にイカを締めることができます。アオリイカは締めて持って帰るだけで断然美味しく持って帰れるので、イカ締めピックは必須です!
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エギングの手順は、初心者でも簡単!
いかがだったでしょうか?今回は、エギングの釣り方の手順をご紹介しました。エギングは簡単4ステップで、初心者やお子さんでも簡単に楽しめます。それぞれのステップでのポイントを守って釣れば、爆釣も夢ではありません!みなさんがエギングに出かけられる際は、ぜひ今回の簡単4つの手順を参考にしてみてくださいね。大漁でありますように〜!
春のエギングについて詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください!
釣りをこよなく愛する釣り歴20年以上の男子。365日釣りのことばっかり考えています。海が大好きで、趣味は釣りの他にスキューバダイビングやフリーダイビングです。普段は日本とアメリカを行き来していて、機会がある度にどこでも釣りをしています!