秋の定番ターゲットとなっている太刀魚(タチウオ)。ショアからも気軽に狙えて、数釣りも楽しめるターゲットです。
今回はそんな太刀魚の釣り方の中でも特に人気のある『ワインド釣法』について解説していきます。
「ワインドって何?」
「どんなタックルを使うの?」
と言った疑問に答えていきますので、ぜひ最後までご覧ください!
それでは本編にいきましょう!
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太刀魚(タチウオ)について
太刀魚(タチウオ)は、北は北海道から南は沖縄まで日本全国に生息している魚です。身体は銀色で細長いのが特徴。英語では「hairtail」と呼ばれることもあります。
堤防から釣る場合、晩夏からポツポツ釣れだし、9月〜11月がピークとなります。その後12月ごろまでは数が減りますが、釣れ続けるでしょう。
そんな太刀魚は、さまざまな釣り方で狙えますが、中でも特に人気なのがワインドです。
次の章からは、そんなワインド釣法について詳しくみていきましょう!
太刀魚を釣るワインド釣法とは
ワインドとは、ジグヘッドとワームを使って太刀魚を狙う釣り方です。比較的シンプルなタックルで行うため、初心者の方やルアーフィッシングに苦手意識がある方でも気軽にチャレンジできます!
あとで詳しく解説しますが、ワインドではロッドを上下にチョンチョンと動かして、ルアー(ジグヘッド+ワーム)を左右に動かします。そうすることで、太刀魚はルアーが弱っている小魚と勘違いして、ルアーに食いついてきます!
ワインドは、誰でも気軽に楽しめる釣り方!
そんなワインドが人気な理由は「誰でも気軽に楽しめるから」です。仕掛けもシンプルで、準備も非常にラク。それでいて太刀魚がたくさん釣れます。そのため、釣り入門者からベテランまで年々人気が高まっている釣り方です。
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太刀魚ワインドで使うタックルとおすすめアイテム
さて、ここからはワインドで使うタックルをご紹介します。ワインドで使うのは以下の4点です。
- ロッド
- リール
- ライン
- ルアー(ジグヘッド+ワーム)
- アシストフック
順番に見ていきながら、それぞれおすすめのアイテムも紹介していきますので、参考にしてみてください!
ロッド
まずはロッド。ワインドでは8ft.台のワインド専用のロッドを使いましょう。自分でライトショアジギングロッドかシーバスロッドを持っているという方は、それでもOKです。
硬さはM(ミディアム)〜MH(ミディアムハード)が扱いやすいでしょう。
ワインドにおすすめのロッド
リール
リールは、3000番〜3500番のスピニングリールが良いでしょう。糸の巻量はPEライン1号が200m巻ければ十分です!
普段ライトショアジギングやシーバスゲームで使っているリールがある方は、そちらでも問題ないです。
ワインドにおすすめのリール
ライン
ワインドで使うラインは、PEライン1号にワイヤーリーダー15〜20cmです。太刀魚は歯が鋭いためフロロカーボン製のリーダーだと切られてしまうことが多いです。大切なルアーを守るためにもワイヤーリーダーがオススメです!
ワインドにおすすめのライン
ルアー(ジグヘッド+ワーム)
今回のメインであるジグヘッドとワーム。
ジグヘッドとは、重りとフックが一緒になったルアーのこと。
ワームとは、柔らかい素材で作られた小魚などのエサを模したルアーのこと。
まずジグヘッドは、1/2オンス(14g)〜3/4オンス(21g)を使うのが一般的です。カラーはいくつかありますが、こだわりがないのであればグローカラーを使っておけば問題ないでしょう。
ワインドにおすすめのジグヘッド
次にワームですが、最低でも「グロー」、「ピンク」の2種類は持っておきましょう。この2つは絶対に使うカラーですので必須です!
ワインドにおすすめのワーム
セット商品も便利!
「ジグヘッドとワームを別々で買うのは面倒…」という方は、セットになっているアイテムがオススメです!これひとつ買うだけでジグヘッド・ワーム・ワイヤーリーダーがセットになっています。初めてやるのであれば、これと予備のピンク色のワームがあれば完璧です!
ワインドで釣れない時の必殺技『ケミホタル』!
ワインドは比較的釣りやすい釣り方ですが、それでも不調の時はあります。食いが渋くなって「あれ?こんなはずじゃ…」みたいな。
そんな時は、ケミホタルをつけましょう!ワームに挿すだけでワーム全体が光り、ワームの存在を太刀魚にアピールしてくれます!1個あたり数百円で買えるので、持っていかない手はないです。
アシストフック
「アタリはあるけどなかなかフッキングしない…」
「掛かってもすぐにバレる…」
という方は、アシストフックを使いましょう!もともとジグヘッドについているフックにプラスすることで、フッキング率が格段に上がります。確実に太刀魚をキャッチしたい時の救世主です。ちなみに私(筆者)はいつも付けていますよ!
ワインドにおすすめのアシストフック
太刀魚ワインド釣法の釣り方・アクション
ワインド基本アクションは『ダート』です。ダートとは、左右にルアーを動かすアクションのことで、ワインドでは必須の動きになります。
【超簡単】動かし方はロッドをチョンチョンと上下するだけ!
ワインドのダートはめちゃくちゃ簡単で、ロッドをチョンチョンと動かすだけです。ロッドの先を45度の位置から90度くらいまで動かすだけ!すると、ジグヘッドが勝手に左右に動いてくれます。
ジグヘッドの頭は三角になっていて、ロッドを動かすと水の抵抗を受けて左右に動くようになっています。だから勝手に動いてくれるワケです!初心者でもホント簡単です!
テンポは絶対にゆっくり目にしよう!
太刀魚はエサを食べるのが上手じゃありません。あまり早く動かすと、ルアーに食いつけないことが多いです。そのため、アクションのテンポは絶対にゆっくり目にしましょう!1〜2秒間隔でチョンチョンとやっておけばOKです。
太刀魚ワインドのメリットとデメリット
非常に人気なワインドですが、「ワインドって何が良いの?」「ワインドで太刀魚を釣るメリットは?」と疑問に思う方も多いでしょう。
そこで、次にワインド釣法のメリットとデメリットをお伝えします。強みと弱みを知っておくことで、より状況に応じた釣りができるはずです!
メリット
まずメリットですが、以下の通りです。
・タックルがシンプル
・手返しが早い
順番に解説していきます。
タックルがシンプル
ワインド釣法の特徴として、タックルがシンプルであることが言えます。ロッド、リール、ライン、ルアー(ジグヘッド+ワーム)ですぐに釣りができちゃいます。
タックルがシンプルであるということは、準備に時間がかからないですし、費用もリーズナブルで済みます。あと片付けもすぐに終わるので、かなり楽です!
手返しが早い
もうひとつのメリットとしては、ワインドは手返しが早いという特徴があります。エサ釣りやテンヤに比べ、仕掛けもルアーもシンプルなので、かかった太刀魚をハリから外したり、そのあと再キャストするまでの時間と手間が非常に少ないです。
そのため、釣具の扱いに慣れていない人でもストレスに感じにくく、楽しんで釣りができるでしょう!
デメリット
デメリットは以下の2つです。
・食いが渋い時は弱い
・長距離キャストは難しい
こちらも順番に解説していきます。
食いが渋い時は弱い
こちらはルアー全般に言えることですが、食いが渋い時は釣果を上げづらいです。太刀魚が釣れていない時は、やはりウキ釣りやドジョウを使ったテンヤの方が釣れます。そう言った時は、あまりワインドはおすすめしません。
長距離キャストは難しい
続いて、ワインドはメタルジグに比べて、キャスト距離が短くなりがちです。メタルジグよりもルアーのサイズが大きく、風の抵抗を受けやすいため、飛距離が伸びません。
とはいえ、ウキ釣りなどに比べると遠くまで飛ばすことができるので、かなりの広範囲は探れます。メタルジグと比較すると少しだけ飛距離が出ない程度に思っていればOKです。
ここまで、ワインドのメリットとデメリットを見てきました。
それを踏まえると「じゃあ、どういう時にワインドは有利なのか?」というのは気になるところだと思います。次の章では、ワインドが有利・おすすめな状況について解説していきたいと思います。
太刀魚釣りでワインドが有利・おすすめな状況
ワインドが力を発揮するのは、スバリ「夕マヅメ〜日暮れ後2時間」です。夕マヅメは太刀魚の活性も上がりやすく、ルアーに食ってくる確率も上がります。そんなピーク時はできるだけテンポよくつて行くことが大切ですので、手返しよく釣れるワインドがめちゃくちゃ強いです!
マヅメが過ぎても過ぎても、太刀魚の食いが落ち着くまで1〜2時間はかかるので、徐々にゆっくりしたアクションに変えて行くといいでしょう!
【危険】プライヤーは絶対持って行こう!
ワインドに限ったことではないですが、太刀魚釣りにプライヤーは必須です。太刀魚は葉が鋭いので手でフックを外そうとすると怪我をします。ひどい時は釣りを続けられなくなることもあるので、絶対にプライヤーでフックを外すようにしましょう!
太刀魚(タチウオ)を効率良く釣るなら『ワインド』に決まり!
いかがだったでしょうか。
今回は太刀魚釣りの中でも人気があるワインドについてお伝えしてきました。ワインドは簡単で誰でもできる釣り方です。タックルもシンプルで比較的コストが低く始められます。
「太刀魚を釣ってみたいなぁ」
「海のルアー釣りにチャレンジしてみたい!」
こういう方は、ぜひタックルを揃えてワインドにチャレンジしてみてください。本当に簡単に釣れるのではまること間違いなしです!
今回ご紹介したタックルは以下にまとめていますので、「まだタックルを持っていない」という方は、ぜひチェックしてみてください。
それでは、良い釣りDAYSを〜!
今回ご紹介したタックル
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釣りをこよなく愛する釣り歴20年以上の男子。365日釣りのことばっかり考えています。海が大好きで、趣味は釣りの他にスキューバダイビングやフリーダイビングです。普段は日本とアメリカを行き来していて、機会がある度にどこでも釣りをしています!