海釣り入門にぴったりの堤防釣り。
多彩な魚種が釣れファミリーフィッシングで行っても楽しいものです。しかし、初心者の方は、「どんな魚が釣れるかわからない」という人も多いはずです。
そこで今回は、春に堤防釣りで釣れる魚種をご紹介します。
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春の堤防釣りは多彩な魚種が釣れる!
春の海は水温がだんだん暖かくなってきて、冬眠や深場に潜って冬を越していた魚たちが浅瀬に上がってくる季節です。外の気温も気持ちよくなってくるので、のんびりと釣りを楽しむのもいいですね。
堤防釣りの特徴として非常に魅力的なのが、釣れる魚種の多さです。まさに魚の宝庫と言っても過言ではないくらいたくさんの魚種が様々な釣り方で狙えます。その理由として、地形の豊かさが上げられます。堤防周りは砂浜が隣接していたり、漁港があったり、藻が生えていたり、岩やシモリがあったりとたくさんの地形に富んでいます。
そのため、魚たちも身を隠したりエサを見つけやすく、堤防の付近に集まってくるのです。そんな堤防で釣れる春に魚種を見ていきましょう!
春の堤防釣り魚種:アオリイカ
春の堤防釣りナンバーワンターゲットがアオリイカです。釣って楽しい、食べて美味しいアオリイカはルアー釣り、エサ釣り共に非常に人気が高い魚種です。この時期は産卵のために浅瀬や藻場についていることが多く、大型の個体が釣れる季節です。
アオリイカの釣り方は大きく分けて3つ!
エギング
まずは、エギングです。ルアー釣りの特徴である機動力を活かしてテンポよく探っていくことが出来ます。ペアでいることも多く、手返しの早いエギングは非常に有利に働くでしょう。
ウキ釣り
次に、ウキ釣りです。アジなどの小魚を生きたまま泳がせて釣る方法です。生きたエサを使うのでアオリイカが食いつく確率が高く、高釣果が期待できます。しかし、アワセのタイミングなどが難しく、どちらかといえば中・上級者向けの釣り方です。
ヤエン釣り
最後に、ヤエン釣りです。こちらもアジなどの小魚を生きたまま泳がせて釣る方法なのですが、ウキ釣りと違う点はヤエンと呼ばれる道具を使うことです。ウキ釣りではもともと仕掛けに鈎がついているのに対し、ヤエン釣りでは後から糸を伝って投入します。こちらもタイミングが難しく、中・上級者向けといえます。
春のエギングについてもっと知りたい方は、こちらもチェック!
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春の堤防釣り魚種:コウイカ
アオリイカに並んで人気のターゲットがコウイカです。モチっとした食感が特徴で、アオリイカよりも美味しいという人も少なくありません。海底付近にいることが多く、砂地のところに多く生息しているので、砂浜つながりの堤防で釣りをするときは要チェックの魚種です。
コウイカの釣り方はエギにオモリをプラス!
エギング
アオリイカと同じくエギングで釣れるコウイカですが、専門的に狙うならオモリを追加するのがおすすめです。エギのアイの部分にスナップでナス型オモリを付けます。そうすることで、コウイカがいるボトム(海底)付近を入念に探ることとができ、ヒットする確率も上がります!
春の堤防釣り魚種:チャリコ(マダイの幼魚)
マダイの幼魚であるチャリコも釣ることが出来ます。チャリコも砂地の地形に多く生息していて、砂浜の横の堤防などでは釣れる確率がさらに上がるでしょう。大きいものだと塩焼きにすると美味しい魚です。春はマダイの乗っ込みシーズンで、その体も桜鯛と呼ばれるほど綺麗な赤色です。
チャリコの釣り方は2種類!
投げ釣り
一つ目の方法は投げ釣りです。投げ釣りでチャリコを狙うときは、置き竿でじっくりと待つのがベストです。エサは虫エサのイソメ類を基本にコージ、ユムシを使うとよく釣れます。数本の竿を出して待っていると良いでしょう。
カゴ釣り
二つ目の方法がカゴ釣りです。オキアミを使った釣り方で、コマセとサシエを同調させて釣る釣り方です。こちらはタナ取りやコマセを同調させるのが難しいため、上級者向きの釣り方です。
春の堤防釣り魚種:メバル
春告げ魚とも言われているメバル。地域差はありますが、3月〜5月ごろまで釣ることが出来ます。基本的に夜行性で昼間は物陰に隠れていますが、場所によっては昼間に釣れることも少なくありません。メバルは煮ても美味しい、刺身にしても美味しい春の人気ターゲットです。
メバルを狙う釣り方は3種類!
メバリング
もっとも手軽にできるのがジグヘッドとワームを使ったメバリングという釣り方です。仕掛けもシンプルで、初心者でも簡単に始めることが出来ます。釣り具屋に行けばメバリングセットも売っているので、初めての釣りでも安心です。風の影響を受けやすいため、強風時はルアーの操作が難しくなることもあります。
エビ撒き釣り
次は、エビ巻き釣りです。メバリングに比べて仕掛けの複雑さは上がるため、中級者以上の人におすすめの釣り方です。風の影響を受けにくく、スズキなども同時に狙えます。エサはシラサエビを使用し撒き餌カゴに入れて海の中で撒きます。非常に奥が深く、ベテラン釣り師もハマる釣り方です。
胴突き仕掛け
最後は、胴突き仕掛けです。胴突き仕掛けとは、糸に2〜3本の鈎が付いた仕掛けで、一番下にオモリを付けて釣ります。エサはシラサエビやオキアミ、虫エサなどで、初心者でも始めやすい釣り方です。堤防の継目などを集中して攻めるとさらに釣果が上がるかもしれません!
メバリングに関する記事はこちら!
春の堤防釣り魚種:アジ
メバルと共にライトゲームの定番なのがアジです。アジが本格的に釣れるのは、夏ですが、実は春ごろから釣ることが出来ます。この時期のアジは日中でも釣れないことはありませんが、ナイトゲームの方が格段に釣れる確率は上がります。
春のアジ釣りはアジングがおすすめ!
アジング
この時期のアジはアジングがおすすめです。夜にジグヘッドとワームを使ってする釣りで、非常にゲーム性が高い釣り方です。漁港の周りや常夜灯の周りなどを狙ってみましょう。夜の釣りになるのでヘッドライト等は必ず持っていくようにしましょう。
春の堤防釣りに出かけよう!
いかがだったでしょうか?
今回は、春に堤防釣りで釣れる魚種5つと、その釣り方をご紹介しました。同じ魚種でも違う釣り方が楽しむことができるので、初めての方も、釣り経験者の方もぜひお気に入りの釣り方を見つけてください。そして、春の堤防釣りに出かけてみましょう!
その他の季節に堤防釣りで釣れる魚を知りたい方は、こちら!
釣りをこよなく愛する釣り歴20年以上の男子。365日釣りのことばっかり考えています。海が大好きで、趣味は釣りの他にスキューバダイビングやフリーダイビングです。普段は日本とアメリカを行き来していて、機会がある度にどこでも釣りをしています!