アオリイカを釣る時に使うエギング用のPEライン。太さやカラーによってさまざまな種類があります。
エギンガーの中には、
「PEラインってどんなもの?」
「選び方は?」
と疑問に思っている方も多いでしょう。
そこで今回は、エギングで使うPEラインの特徴と選び方について解説していきます。最後にシーズン別のおすすめPEラインも紹介しますので、ぜひ最後まで見ていってください!
- エギングで使うPEの特徴
- エギングで使うPEの選び方
- エギングで使うおすすめPEライン
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エギングに使うPEラインの特徴について
エギングに使うラインには、PEラインとショックリーダーの主に2種類あります。なかでもPEラインは、ポリエチレンを主原料としたラインで、エギングのメインとなる糸です。アタリを取る感度やエギのアクションにも関係するもので、どういったものを選ぶかが釣果に大きく影響してきます。
PEラインの名前の由来は英語のPolyethylene(ポリエチレン)から来ています。
ナイロンやフロロカーボン製のラインが1本からできているのに対し、PEラインは複数の繊維を編み込んで作られています。そのため伸びが少なく感度がいいのが特徴です。アオリイカのわずかなアタリでも逃さず手元に伝えてくれます。
また、伸びが少ないためアクションもダイレクトに伝わり、キレのあるシャクリを生み出すことができるのもPEラインの大きな魅力です。
それでは、次にそんなPEラインの選び方について見ていきましょう。
エギングに使うPEラインの選び方
エギングに使うときは、次の3つのポイントを意識して選びましょう。
- 太さ
- 編み込み本数
- 長さ
それでは、詳しく解説していきます。
太さは0.6号が基本!
ラインの太さ選びは、みなさんが悩むポイントの定番ですよね。太すぎると感度が悪くなるし、細すぎるとラインブレイクの可能性があります。
エギングをするときのPEラインの太さは、0.6号が基本です。適度な感度を保ちつつ、根ズレなどによるラインブレイクのリスク回避できます。さらに風の抵抗もある程度おさえられるため、程よいキャストが可能です。
しかし、シーズンによってはアオリイカの大きさが異なるため、号数を調節する必要があります。ここでは、エギングのメインシーズンである春と秋に分けて見ていきましょう。
春のエギングには0.6〜0.8号
春の産卵シーズンは、アオリイカのサイズも大きくなりラインブレイクが心配になる季節ですよね。「せっかく釣ったのにラインが切れてバラし…」なんてことも。
そのため、春は0.6号以上のPEラインを使いましょう。太さもあり、キロアップの個体が来ても十分に上げられます。1.5キロや2.0キロサイズのアオリイカが混じる場合は、0.8号PEラインなどより太くて強度のあるものを使うといいでしょう。
秋のエギングには0.4〜0.6号
秋の新子シーズンは、初心者がエギング入門する季節。アタリがわかりにくく、「なかなかアオリイカが釣れない…」という人も多いはず。
0.4号のPEラインは、糸自体が細いため、感度がとても良いのが特徴です。小さなアタリもでも手元に伝えてくれるため、より釣果に繋げやすくなるでしょう。もしラインブレイクが心配だったり、大きな個体が混じるようだったら、0.6号などすこし太めのものを使ってみるのもアリですね。
春エギングは0.6号〜0.8号、秋エギングは0.4号〜0.6号のPEラインを使うようにしましょう。
編み込み本数は4本か8本
エギングに使うPEラインは、主に4本編みと8本編みのどちらかを使います。
4本編みのPEラインは繊維の数が少ない分、リーズナブルなのが特徴です。そのため、釣具にあまりお金をかけたくない初心者やサブリール用のラインとして使いたい人に最適と言えますね。しかし、8本編みに比べて繊維の数が少ないので、ラインブレイクの確率が上がってしまうといったデメリットもあるので注意が必要です。
8本編みのPEラインは繊維の数が多いので、感度が良く、強度があるのが特徴です。より小さなアタリも取ることができるので、上達したい中級者やシビアな状況でも結果を残したい上級者にピッタリですね。4本編みに比べて高価なことが多いですが、「本格的にエギングをやりたい」という方は使ってみる価値はあるでしょう。
4本編みPEラインは、リーズナブルで入門者向け
8本編みPEラインは、感度が良く本格派の中級者・上級者向け
長さは200mが目安
エギングに必要なPEラインの長さは200mが目安です。春の大型を狙って、沖にロングキャストするなら250m前後あっても良いでしょう。250mあればライトショアジギングなんかも楽しめるので、エギング以外の釣りもやりたい人はすこし長めのPEラインとつけておくと良いでしょう。
逆に秋の新子サイズを狙うだけならば、150mでも十分楽しめます。秋は足元から50m以内の範囲にアオリイカがいることが多く、軽いキャストだけでOKです。
ご自身のエギングスタイルやシーズンによって最適な長さのものを選びましょう。
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エギングにおすすめのPEライン10選|シーズン別に紹介します!
太さやカラーによって沢山の種類があるエギング用PEライン。具体的にどういったものを選ぶべきか迷ってしまう人も多いでしょう。
そこで、ここからはエギングにおすすめのPEラインをご紹介します。リーズナブルなものから本格的なものまで10種類を厳選しましたので、春と秋シーズン別にご紹介します。PEライン選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
それでは一緒にみていきましょう。
春エギングにおすすめのPEライン5選!
まずは春エギングにおすすめのPEラインから紹介していきます!
コストパフォーマンスで選ぶならこれ「アーマード S エギング」!
初心者の方は、「PEラインを買ってみたいけど値段が高そう…」と心配することもありますよね。しかし、こちらのPEラインは、1,000円前後と超お得!値段を気にしてなかなかPEラインに手が出なかった人も、気にせずに使うことができます。もちろん性能もよく、大人気ルアー用品メーカーのデュエルから発売されているので、初心者でも使いやすい仕様になっています。
コスパを重視する人におすすめ!
より高い強度を求めるなら「ハードコア X8 エギング」!
エギング中にラインブレイクして「大切なエギをロストしてしまった…」なんてことありますよね。しかし、デュエルのハードコアX8なら、耐摩耗性と強度に優れており、ラインブレイクを大幅にカットできます。さらに、そのしなやかなラインは、システムを組む際の結束強度も上げてくれるので、キロアップのアオリイカがかかっても余裕です。
耐摩耗性・強度で選ぶなら、日本製のハードコア X8 エギング!
飛距離を出したいなら「アバニ エギング マックスパワーPE X8」!
エギンガーの中には、「遠くのポイントが狙えない」と、飛距離で悩んでいる人も多いようです。そんな時は、すべりの良いPEラインに変えてみることをおすすめします。バリバスの「アバニ エギング マックスパワーPE X8」は、ラインの周りをスーパーフッ素でコーティングしているので、通常のPEラインよりもエギがよく飛びます。遠くのアオリイカにもアプローチできるので、釣果も上がること間違いなしです。
エギの飛距離を出したい方におすすめ!
耐摩耗性と直線強度のコラボ「エックスブレイド アップグレード X8」!
一般的にPEラインというのは、耐摩耗性をあげると直線強度(引っ張りに対する強度)が落ちます。逆に、直線強度をあげると耐摩耗性が落ちてしまうものです。しかし、このPEラインは独自の高密度ピッチ製法で、耐摩耗性と直線強度の両方をあげることに成功。プライスはすこし張りますが、買う価値アリの有名ラインメーカーならではの高性能PEラインです。
糸質を重視した高性能派に最適!
春エギング0.6号で不安なら「キャスライン エギングスーパーPEⅢ」がおすすめ!
春エギングって2kgとかのデカイカがかかることもあって、0.6号だとなんとなく不安になることもありますよね。そんな時にピッタリなのが、ユニチカの「キャスライン エギングスーパーPEⅢ」です。0.7号なので、0.6号よりも強度を出しつつ、0.8号よりも感度を上げられます。0.7号のエギングPEラインは結構めずらしいので、気になる方はこの機会にぜひチェックしてみてくださいね。
感度はあげたいけど、0.6号だとちょっと不安な方におすすめ!
秋エギングにおすすめのPEライン5選!
続いて秋エギングにおすすめのPEラインをご紹介します!
強度・見やすさ・感度の3拍子そろった「UVFエメラルダスデュラセンサー×8LD+Si2」!
エギングをやっていると、「アタリが分からない…」、「いま着底したのかなぁ…?」と感じている人も多いはず。しかし、このUVFエメラルダスデュラセンサー×8LD+Si2なら、0.4号の高感度でアオリイカのアタリもバッチリ取ることができます。
さらに、マーカーも5色で分かれているので、何mフォールさせたかパッと見てわかります。使いやすさを求めるなら、ぜひ試して見てください!
この高感度!アタリがわからない人は絶対に使うべきです!
感度は欲しいけど強度が心配なアナタへ「弾丸ブレイド0.5号」
0.4号のPEラインで大型のアオリイカとやり取りするのはヒヤヒヤしますよね。そこで便利なのが0.5号です。「0.6号だと太すぎるけど、0.4号はちょっと心配…」と言う方にピッタリの中間の太さ。とくに初心者はアタリを取るためにもできるだけ細いものを使って欲しいので、超オススメの一品です。
感度と強度がちょうど良い!
シマノの大人気PEライン「セフィア8 LD-E51S」
キャストで飛距離が出ない原因の一つに、「PEラインが海水を吸っていること」があげられます。PEラインが水分を含むと重くなり、遠くへ飛びにくくなるからです。しかし、「セフィア8 LD-E51S」なら、特殊なコーティングにより水切れが良く、エギを遠くへ飛ばすことができます。これは、大人気ブランド「セフィア」ならではのクオリティーですね。
水切れがいいから、飛距離を出しやすい!
磯でエギングをするなら「UVF デュラセンサーX8+Si2」
より大きなアオリイカを求めて、磯でエギングをする機会も多いはずです。そこで気になるのが「根ズレ」。PEラインが切れて高価なエギをロストしてしまうことも。しかし、ダイワの「UVF デュラセンサーX8+Si2」なら、独自の「タフPE」を採用。均等で極太の繊維を編み込んでいるので、ちょっとの根ズレでは切れません!大切なエギを守りたいなら、このPEを使っておいて損はないでしょう。
磯をメインにエギングする方は必須!
マルチな釣りを楽しみたい方に「ラピノヴァXマルチゲーム」
エギングバーガーズしていると、「メバルがいる!」、「あっちでシーバスのボイルが!」なんてことよくありますよね。そんな時に便利なのが、ラパラの「ラピノヴァXマルチゲーム」です。その名のとおりエギングはもちろん、メバリングやマイクロジグ、シーバスゲームなんかにも使うことができます。1個のリールでマルチに楽しみたいなら、このラインに決まりですね!
マイクロジグ・シーバスゲームも楽しむならこのPEライン!
【結論】オールシーズン使うなら0.6号の8本編みがベスト!
春も秋も使いたくて、どんなラインを選ぶべきか迷ってしまうこともありますよね。そんな時は、とりあえず0.6号を使っておけばOKです!さらに、8本編みなら強度も高く、感度もいいので、わずかなアタリも撮ることができます。
今回ご紹介した中で言うと、ダイワの「UVFエメラルダスデュラセンサー×8LD+Si2」が1番バランスが取れていますね。もちろん他のPEラインもいいんですが、太さ・編み込み本数・カラーの3点で1番使いやすいのは、0.6号のUVFエメラルダスデュラセンサー×8LD+Si2です。
エギングで「オールシーズン使えるPEラインが欲しい」と思っている方は、0.6号の8本編みを使ってみてはいかがでしょうか。
《Amazonレビュー》
軽くてよく飛ぶ、扱いやすい。
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エギングに使うPEラインはシーズンや用途に合わせて選ぶのがベスト!
今回は、アオリイカエギングに使うPEラインについてお伝えしてきました。号数や編み込み本数によって、たくさん種類があるPEライン。狙うアオリイカの大きさやシーズンな合わせて、その時にベストなものを選ぶようにしましょう。そうすれば、きっと釣果が出るはずです!
みなさんも、お気に入りのPEラインを巻いて、エギングを楽しんでくださいね〜!
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釣りをこよなく愛する釣り歴20年以上の男子。365日釣りのことばっかり考えています。海が大好きで、趣味は釣りの他にスキューバダイビングやフリーダイビングです。普段は日本とアメリカを行き来していて、機会がある度にどこでも釣りをしています!